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本日紹介いたしますのはこちら、「ASTEROID Miners(アステロイド・マイナーズ)」第1巻です。 徳間書店さんのリュウコミックスより刊行、コミックリュウにて連載されています。 作者はあさりよしとお先生。 あさり先生と過去作品「ワッハマン」の紹介を08年11月24日の記事にて記載しておりますので、そちらもよろしければご覧くださいませ。 さて、本作は今まで「まんがサイエンス」などで豊富な科学知識を披露してきたあさり先生が描く本格SF漫画です。 といっても超絶メカでドンパチやる類のSFではなく、どちらかと言えば日常物に近いつくり。 それでいて普通の生活を描いているわけではない特殊な作品となっているのです! 本作は宇宙での生活が現実となった時代での様々なエピソードが3編収録されています。 初めて宇宙に飛び立つ新米飛行士の話、小惑星で生まれ育った少年達が隠された謎の地区へと向かう話などの興味深いエピソードばかりが展開するのですが、今回紹介したいのは第1話の「宇宙のプロレタリア」。 宇宙での仕事にいそしむ青年の物語なのですが、ぱっとでる宇宙での仕事のイメージとは大分違う毛色の話になっています。 無人の野に立つ青年1人。 こんなはずじゃないと叫ぶ彼が立っているのは火星の外側を公転している小惑星で、地球からの距離はなんと4億キロ超。 そして彼に課せられた仕事は「水を掘ること」でした。 そもそも彼がこの仕事につくきっかけとなったのは街中で見かけた「職場は宇宙」と描かれた求人広告でした。 面接を受けると自動操縦が発達した今は宇宙飛行に免許など必要なく、むしろ彼が趣味としている登山の経験の方が重要だといわれます。 そのことを問われると、8000メートルを超える山の登頂も経験しているらしい青年はその頂上での過酷さ……酸素濃度は地上の3分の1、気温は-35℃、強い紫外線に風……死の恐怖と隣り合わせであると語ります。 それを聞くと面接官はその生死がかかった場数を踏んでいる経験の方が生半可な知識より価値があると答え、青年の背中を押すのでした。 「空気の3分の2が減るところにいったんだから、あと3分の1くらい減るところへでもいける!」的なことを言って更に微妙な空気にはなるのですが! 実際はその3分の1が重要で、地球はその大気と地磁気によって太陽から来るエネルギーを軽減しています。 それが無い小惑星では太陽のエネルギーがもろに降り注ぎ、それを浴びれば下手すると死につながるのです。 そうすると必然的に生活の場は地下となるわけで。 そんな地下深くで青年がする仕事はひたすら水の掘削……ではなく、水を掘削するロボットのメンテナンスと、いずれこの土地で行われるはずの自給自足に備えての機械を作る機械の製造。 従業員は青年1人で、あとはそれをサポートするロボットが1体いるだけ。 いちおう会話の相手やら、娯楽用に本のデータが詰められていたりやらと気を使われてはいるものの、基本的にはぶっきらぼうで、いろいろ聞きたいことも教えてくれないいけずなヤツなのです。 まるで刑務所のような、閉鎖された空間での窮屈な日常に悶々とする青年。 ある時彼は自分が来た時には既にいなかった前任者がどうなったのかロボットに問いかけました。 しかしロボットは個人情報は明かせないやら、ここにはデータが残っていないやらとはぐらかすのみ。 挙句に地表にはボコボコとケルンが積み上げられており、さながら墓標の様相を呈していて…… 疑心暗鬼に駆られつつも相談する相手も居らず、ロボット相手にウサ晴らしをしつつ仕事を続けるしかないのでありました。 風邪を引けば未知のウイルスかもしれないから採決を忘れるなと告げられたうえ仕事を遅らせるなといわれる始末。 しかも隊長回復用のたんぱく質として差し出されたのは 蚕…… 上司に不満をぶつけようとしても距離が遠すぎてこちらの反応が届いてそれに対するリアクションが戻ってくるまでに50分、と喧嘩すら出来ません。 我慢の限界に達した青年はスケジュールなど無視して休みたいだけ休んで食いたいだけ食ってやると宣言し、非常用か何かの食物を探して家捜しを始めます。 すると見つけてしまったのは 壊れたヘルメット。 これをみて青年はこの星から生還したものなど誰も居らず、あのケルンはやはり墓標なのだという考え方が確かであったとの確信を持つに至ります。 そんなわけは無いだろうと止めるロボットを制し、青年は宇宙服を着こんでどこかにあるであろう死体を捜しに外へ出ようとしました。 するとロボットは ゲートに体を挟み込んでまで外に出ることを阻止しようとするではないですか! まさか本当にこの星は一生出ることの出来ない死の工場だと言うのでしょうか? そして前任者は一体どこへ行ったのか? すべての真実が明らかになります!! とまあサスペンス的な締めで紹介を終えましたが、その真実は以外であるものの恐ろしい類のものではありません。 それでもびっくりするどんでん返しであることは確かです! 更にシリアスともコメディとも分別しづらいムードが宇宙と言う未知の場所の神秘さとそこはかとない寂しさのようなものを増幅させ、一層楽しめること必至! このエピソード以外の話でもそれらの要素や、お得意の宇宙知識がふんだんに披露され、なんだか宇宙に関して詳しくなったような気になれますよ!! 勿論台詞の間やキャラのやり取りなんかのあさり先生らしい独特の空気も楽しめます! 単行本描き下ろしはなんと70P以上に及んでおり、物語が更に膨らんでいる様子。 台詞なんかも変わっているようで、雑誌掲載時に既読の方でも新鮮な気持ちで楽しめる一冊になっているのです! あさり先生渾身のSF、「アステロイド・マイナーズ」第1巻は好評発売中です! ドンパチもチャンバラもフォースもない、非アクションの超リアルSF宇宙ストーリーである本作。 あさり先生ファンのみならず、宇宙好きもそうでない方もきっと楽しめる作品に仕上がっていますよ! さぁ、本屋さんに急ぎましょう!! |
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「アステロイド・マイナーズ」実写映画化?
契約期間:3年 赴任地 : 月 労働人数:1人 話し相手は一台の人工知能ロボットだけ。 Σ( ̄ロ ̄lll) あさりよしとお著「アステロイド・マイナーズ」が、舞台 ...続きを見る |
メモノメモ 2010/03/15 22:53 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
はじめまして。 |
さわさん 2010/02/15 07:52 |
お誘いありがとうございます。 |
DEB 2010/02/15 20:05 |
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