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本日紹介いたしますのはこちら、「亭主元気で犬がいい」第2巻です。 小学館さんのビッグコミックスより刊行、ビッグコミックスペリオールにて連載されています。 作者は徳弘正也先生。 本作第1巻や、徳弘先生のそのほかの著作は「徳弘正也」のテーマでまとめておりますので、そちらもあわせてご覧くださいませ。 さて、大量殺人犯の妹として迫害されて生きてきた少女マリ。 絶望の人生の中、彼女は連太郎と言う中年の大学教授と出会い、めでたく結ばれようやく幸せをつかみました。 ですが兄の殺害した被害者の遺族の復讐により、新婚早々連太郎は殺されてしまいます。 さらにその遺族は何食わぬ顔で孤独になったマリに近づき、連太郎を殺したのはおそらくマリの母だろうと吹き込み、憎い犯人の家族同士を殺し合わせようとしたのです! まんまと策略にはまってしまい、凶行に走った母をその手で始末するという悲壮な決意を固めたマリ。 ですがそこで連太郎が生まれ変わった犬と出会い、連太郎が生まれ変わったことをしります。 愛する亭主が犬とはいえ帰ってくれた事実に感動したマリは、悲惨すぎる人生に再び光明を見出したのでした。 携帯の文字入力機能を使い、マリと会話する連太郎。 それにより、マリはついに連太郎を殺したのが親切なふりをした下の階の関口夫婦であることを知りました。 本来ならばそう簡単に信じられないことかもしれませんが、その情報が愛する旦那の、それも殺された本人の言うことなのですからこれ以上ないほど信じられる情報です。 更に連太郎は、最近ちらちらと周囲で姿を見せていたマリの母は、連太郎を殺すどころか、マリを守っていたのではないかと予想。 それを聞いてふと思い立ち、窓から外を窺ってみれば、やはりそこに母がいます。 マリは複雑な想いを抱えてその母の姿を見つめるのですが、そんな母の目にはマリ以外のものも映っていました。 そっと横に添い立つ、連太郎。 幻なのかもしれませんが、確かに今マリの横には連太郎が支えてくれているのです。 その姿を確認した母は満面の笑顔を浮かべ、去っていきました。 母は自分の役割が終わったことを知ったのでしょう。 そのまま2人の前に二度と姿を現すことはなかったのです。 その後、マリは妙な流れで隣の部屋で暮らす李という台湾人と知り合い、連太郎=犬という秘密を共有しつつ、協力して関口夫妻の同行に気を配ることにしました。 ですが早くも関口夫妻はどこかへと引っ越してしまった様子。 どうもいつの間にかマリの部屋に盗聴器を仕掛けていたようで、自分達の素性に気が付かれたと見るやそそくさと逃げていってしまったようです。 すぐ近くからはいなくなったとは言うものの、まだ彼らの復讐は終わっていないわけで。 警戒を怠ってはいけませんが、マリは今までにない明るさで笑みを浮かべるのです。 連太郎がいるから大丈夫、と。 犬と人間、という別々の種になってしまったものの。マリと連太郎は夫婦。 ビジュアル的にはいろいろあれですが、夫婦生活を再開します。 連太郎のアドバイスで「どうしても買っておいたほうがいいもの」を購入したこともあり、一刻も早く仕事を見つけなければならなくなりました。 あっちこっち飛び込みで仕事があるかたずねてみるものの、時代は不景気真っ只中。 ましてや突然やってきた年若い女の子では、そう簡単に仕事が見つかるわけもありません。 気落ちを隠せずとぼとぼと街を歩くマリ。 するとどこからともなく、エンジンをふかす車の音が響いてきました。 振り返ってみれば、そこには高速で突っ込んでくるトラックが! そしてその運転席に座っているのは、目を血走らせた関口夫妻の夫!! 殺意を漲らせ、一切スピードを緩ませずマリに向かってアクセルを踏み込むのです!! しかもここは運悪く、逃げ場もほとんどない狭い路地! 仮に直撃は避けられても、完全に避け切ることは難しく、もし逃げ出すのが困難なダメージを受けてしまえば、関口夫が止めを刺しに来ることは間違いないでしょう! 突然やってきたピンチに、マリはどう対応するのでしょうか!? 更にその頃、数少ないマリの味方である、マリの義母=連太郎の母にも窮地が迫っていました。 関口夫妻の妻のほうが、包丁を手に待ち伏せしていたのです!! マリだけに終わらない、降りかけられる殺意。 その結末は……? と言うわけで、意外にも早々と決着をつけに来た席口夫妻。 徹底してマリの家族を不幸にしようと凶行に走る彼らですが、もはやマリはたった一人で絶望と怒りに打ち震え、冷静さを欠いていた少女ではありません。 彼女のたくましさ、思いやり、そして連太郎の気配りがこの窮地を救ってくれるのです。 そして始まる新シリーズ。 兄の被害者遺族の復讐、という大きな事件を乗り越えて仕切りなおしとなるシリーズでは、マリが意外な仕事で奮闘するお話となるようです。 そのシリーズはその仕事でのあれこれや、同僚となる人物とのドラマなどが中心となるのですが、もうひとつの肝として連太郎の苦悩が据えられます。 いくらお互い愛し合っているとはいえ、所詮連太郎は犬。 このままの生活ではマリが不幸になるだけだ……そう考えた連太郎がどうして行くのか、今の生活に幸せを感じているマリがその事をどう考えるのか。 そのあたりはこの新シリーズだけでなく、これからの本作のテーマとなっていきそうな雰囲気。 マリの、連太郎の心の動きにも注目していく必要がありそうですね!! 早くも関口夫妻との決着がつけられる、「亭主元気で犬がいい」第2巻は全国書店にて発売中です。 新シリーズでもドロッドロの人間ドラマが繰り広げられそうな匂いがする本作。 徳弘先生が下ネタの次に得意とする(多分)人間の闇が描かれそうです!! さぁ、本屋さんに急ぎましょう!! |
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